皆さんこんにちは。
ぴあとーく(@piato_ku)です♪
ピアノを弾いているといつか必ずぶつかる壁、それは「各指の独立」と「脱力」です。
指の独立はとても大切で、難しい曲や速い曲を弾きこなす為に指を自由に動かすテクニックが必要不可欠です。
頑張って弾こうとすると力んでしまい、脱力が出来ずに余計に弾けなくなってしまう・・なんて事もよくあります。
指の独立の為に、ハノンやチェルニーなど色んなテクニックの為の教本は出ていますが、ピアノ初心者の方やテクニックで行き詰まっている方、もう一度指ポジションから基礎を学び直したい方にオススメの教本をご紹介したいと思います!
初心者のための ピアノテクニックの基本的原理 ジャンヌブランカール著
「初心者のための ピアノテクニックの基本的原理 ジャンヌブランカール著」
こちらの教本は、コルトーの高弟であるジャンヌ・ブランカールが「コルトーのピアノメトード」入門のために書いたテクニック教本です。
アルフレッド・コルトー。
20世紀前半のフランスを代表とするピアニスト。
ピアニスト、指導者、指揮者、著述家として活躍していた。
コルトーのピアノメトードは中級者以上向けで、ショパンのワルツなど有名曲が弾ける人が更にテクニックを磨く為に使う教本かなと個人的には思っています。
コルトーのピアノメトードが一冊がきちんと練習出来れば、テクニックがつくことは間違いないですが、初心者には少々見辛いのと弾きにくいのが難点。。
ハノンのように見やすいテクニック本ではありません。
ですが、
「初心者のための ピアノテクニックの基本的原理 ジャンヌブランカール著」
は、コルトーピアノメトードの導入本です。
内容もかなり見やすくされていて(それでもハノンほど分かりやすいとは言い難いですが)、指ポジションや独立、脱力も一緒に学んでいく事が出来ます。
中身はこのような感じです。
こちらは持続音を保ったまま、全部の指を均等に動かす練習。
音の響きも意識すると、耳を鍛える練習にもなります。
こちらは、弾いてない指が力んで上に上がってしまう人向け。
弾いていない指を全て鍵盤につけたまま、特定の音を鳴らす練習です。
正しい指の形を保ったまま、全ての指が脱力できるようにしていきます。
子どものレッスンにもぜひ使いたい内容です。
他にも
手首を柔軟に動かす練習
トリルを弾く為の練習
親指だけを動かす練習
同音連打の為の練習
など、ピアノの基本的なテクニックがつまっています。
特に手首を柔軟に動かす練習は、かなり活用出来ると思います。
最近は便利な時代になってきていて、手首をひねる動作が昔に比べて減ってきているそうです。
車の窓もボタン1つで自動に開けれますし、ドアノブを回したり、ビンの蓋を開ける動作など・・昔に比べると日常生活で手首を捻る事が減っているせいなのか、最近の子ども達は手首が固い子が多い印象も受けます。
まとめ
ピアノ初心者向けの「基礎のピアノテクニック教本」をご紹介しました。
「どうしても弾けない曲がある」
「練習に行き詰まってしまった・・」
こんな風に悩みを抱えている方は、もしかしたら指の基本が出来ていない可能性があります。
ぜひメイン曲の練習前の確認や準備運動として取り入れてみて下さいね!