皆さんこんにちは。
ぴあとーく(@piato_ku)です♪
皆さん、発表会やコンクールの本番に向けて、家で一生懸命練習を頑張っていると思います。
しかし、家でどれだけ頑張って練習していても本番のホールで弾いた時に
「なんだかピアノの感触が違う」
「音が響きすぎて耳に違和感がある」
こんな風に感じた事、ありませんか?
本番中にホールの響きやピアノに慣れようとしている間に、落ち着く暇もなく演奏が終わってしまった・・なんてこともあると思います。
発表会やコンクールで各個人での目標は違いますし、とにかく今回は人前で弾ければOKという方ももちろんいると思います。
でも、何回か人前で演奏して慣れてくると、欲が生まれますよね。
音色にこだわりたい
ノーミスで演奏したい
脱力して弾きたい
ホールの響きを活かして綺麗に演奏したい
など・・色んな事に挑戦したくなるのがピアノ演奏。
家でこだわって練習しても、ホールで出来なければ悔いが残ってしまうと思います。
今回は、目標を持って頑張って日々練習している方向けに、ピアノのホール練習についてお話しようと思います。
もくじ
ホール練習とは?
ホール練習とは名前の通り、個人的にホールを借りてピアノの練習をする事です。
誰でも借りる事が出来るの?
ホールは基本的に、誰でも借りる事が出来ます。
地域や施設によってルールは変わりますが、予約をして借りられます。
初めて使用する場合は、登録手続きが必要な事が多いです。
利用料金はどれぐらいかかるの?
「ホールをレンタルして借りるなんて、とんでもない費用になるんじゃないの?」と思う方は多いかもしれませんね。
確かに、会場によってはとても高い所がありますが、場所によっては良心的な価格で借りられる所もたくさんあります。
大体のホールは「本番」と個人の「練習」で料金が変わって来ます。
ホールのホームページに書いてある施設使用料は本番の料金なので、よく見ると練習用の料金が記載されています。(施設に電話して聞くのが間違いないです!)
本番はホールの使用料はとても高いのですが、練習では低価格で貸してくれる所が多いです。
そして狙い目は平日の午前中。
ホールは曜日や時間帯によって使用料金が変わって来ます。
土日は高いのですが、平日の午前中はかなり安くなっている所が多いですね。
平日の午前中だと、3時間でホール使用料+ピアノ使用料で5000円〜8000円前後で借りられたりしちゃいます!
こちらもホールに置いてあるピアノによってだいぶ値段が変わるので、ホールのホームページを見てチェックしておきましょう。
ホール練習のメリットやチェックしたおきたいこと
一人で練習すると色んな事に気がつける
教室によっては、イベント前にホールでリハーサルが出来る場合もありますよね。
しかし、リハーサルでは先生がいたり知らない人がいたり緊張してしまうと思うんです。
個人でホールを借りて練習をすれば、思う存分に「やってみたいこと」が出来ます。
こんな風に弾いたらこんな響きになるんだ
ここまで大きい音を出したら音が汚くなるんだ
など、色んな実験が出来るのがホール練習のメリットです。
あとはホール独特の響きに耳が慣れることもメリットですね。
ホールの残響時間を調べておきましょう
実はこれ、意外と知らない人が多いのですが、ホールのホームページに「残響時間」が書いてあるのをご存知でしょうか?
例えばこちらは、コンクールの全国大会でも使われる「浜離宮朝日ホール」。
残響時間が満員時で1.7秒と書いてありますね。
「第一生命ホール」
満席時で1.6秒。
「ヤマハホール」
とても細かく掲載されています。
「王子ホール」
王子ホールは残響時間が短めですね。
このように、ホールによって残響時間が違うのです。
特にコンクールで上を目指す為には、ホールの残響時間を調べてスタッカートの短さやスラーの長さを計算して練習する事が重要です。
ホール練習で注意するべきこと
準備時間、片付け時間に注意
例えばホールの利用時間が9時〜12時だったとします。
その場合、ホールに入れるのは9時ぴったりで、12時までに鍵を返却というスタイルをとっているところが多いですね。
目一杯練習して鍵の返却が遅くなり時間オーバーしてしまった・・なんて事にならないように、時間には気をつけましょう。
マナーが悪いと出禁になることもあるので、気をつけましょうね。
ピアノの屋根を触る時は、舞台係を呼びましょう
ホールに置いてあるピアノはどれも超高級品です。
ピアノの屋根の高さを変えて練習したい時は、自分で触らずに舞台係の人を呼びましょう。
基本的にホールのピアノの屋根を触る事は、スタッフ以外禁止になっている事が多いです。(指紋がつく事や、壊されない為など、色んな理由があります)
ホールには個人練習でも舞台係の人が待機しているので、(舞台袖の部屋などにいる事が多いです)ピアノを触りたい時は必ずスタッフを呼びましょうね。
ピアノの上に物を置きたい時はハンカチを敷きましょう
ピアノの上に電子メトロノームや時計などを置きたい事があると思います。
ホールのピアノの上に物を置くのはあまりよくありませんが、必要な時はハンカチを敷いて傷をつけないように細心の注意を払いましょう。
鉛筆など転がりやすい物は、ピアノの上に置かないようにしましょうね!
まとめ
ピアノのホール練習についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?
家でのピアノの練習とレッスンでのピアノの練習でも、感覚や響きが全然違うなと感じる事はよくあると思います。
特にホールでの演奏は別世界のようなもの。
ピアノも響きもすごく変わるので、失敗したくないイベントの前にはホール練習をしておく事を強くオススメします。
施設によっては格安で借りられる所も多いので、自分の地域の施設をぜひ調べてみて下さいね!